
2025年7月20日(土)・21日(日)の2日間にわたり、札幌マチヅクリ大学では「人流データを活用したまちの観察・分析」をテーマにしたプログラムを実施しました。
■1日目(7月20日):人流データを学び、街へ出る
午前中は、ガクチョーの池ノ上先生による開会のあいさつに続き、キョージュ任命式が行われました。その後、柴田ガクブチョーより創成イーストエリアの歴史や特徴についての解説があり、ガクセーたちは地域の背景に理解を深めました。



続いて、ヒジョーキン講師(株)GEOTRA経営企画部プロジェクトマネージャー 小島拓也 氏 による「人流データとは何か」「まちづくりにどう活用されてきたか」などの講義が行われ、実例を交えながらデータの可能性について学びました。

午後からはゼミごとに分かれ、二条市場〜大通エリア周辺でフィールドワークを行いました。実際の人の流れを観察しながら、「なぜこの場所に人が集まるのか?」「人が少ないのはなぜか?」といった“問い”を各自で考えました。戻ってからは、考えたリサーチクエスチョンを発表し、最後に実際の人流データへのアクセス方法と簡単な操作を体験しました。




■2日目(7月21日):データを使って問いを検証・分析

翌日は前日の振り返りからスタートしました。新たに任命されたキョージュである鹿野さんと荒井さんからのあいさつの後、学生たちは前日に立てたリサーチクエスチョンをもとに、実際の人流データを用いて仮説の検証に取り組みました。




午後には、各ゼミが検証結果を発表し合い、それを踏まえてゼミごとのテーマに基づく新たな問いを設定。分析とプレゼンテーションを行う「エクササイズ」を通して、より深い視点からまちを読み解く練習を重ねました。




最後は、全体の総括をもって2日間のプログラムを締めくくりました。ガクセーたちは「まちを見る目」が少しずつ鍛えられていることを実感したようです。


札幌マチヅクリ大学では、データとフィールドを掛け合わせた実践的なまなびを通じて、地域との新たな関係性を築いていくことを目指しています。今後の活動にもぜひご注目ください。